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2011/09/28(Wed)

フェアリングの作り方

作り方シリーズのトリを務める?、いろんな意味で参考にならないであろう「フェアリング」です。


ボートとトップは削り出し。時間も無いので、Trinity2で荒削りしてもらってます。
2011_09_f11.jpg
室内で発泡スチロールを削るのはやめましょう。CNCも発泡まみれで後始末が大変です。
健康と精神衛生上、電熱線での切り出しを多用した方が良さそうです。


ノーズと側面は第二形態で切り出し。
2011_09_f10.jpg
綺麗に仕上げるには、切り出しデータは接線で出した方が良いと思います。
…今回は、データ作るのが面倒だったので…。

ここまではあっという間。文句ひとつ言わない機械(とオペレータ)は偉大です。


カッターで荒削りしてヤスリがけ。
その後、内側を削って行きますが、地味に時間がかかります。
CNCで削り出すなら、内側こそ機械にやってもらうべきかも知れません。
2011_09_f12.jpg
この辺でモノコックやめとけばよかったと後悔し始めます。
時間が無いときは、ボートだけ作って、リブにスチペやらフィルムやらで仕上げた方が間違いなくお手軽です。


発泡用瞬着で接着しつつ裏面にフィルム貼り。
2011_09_f13.jpg
その後、ドボン会唯一のフィルム職人に表面のフィルムを貼って貰ってます。
主翼から琵琶湖での翼端フィン製作まで、フィルム貼り全てを担当した、ドボン会が誇るエクストリームアイロニストです。
が、その腕を持ってしても整形の荒さは隠しきれてません。


キャノピーは、個人的嗜好で三次元曲面があるので、ヒートプレスで成形しています。
キャノピーの型。
2011_09_f14.jpg
スタイロを削って、表面をバルサで補強したみたい。表面処理はジェッソ?
時間があるならもっと表面が固いので作った方が良いと思います。

キャノピーは丸投げしたのでよくわかりません。
7人がかり(ほぼ全メンバー)でやったらしいんですが、ヒートプレス中の写真が一枚も残って無いことを見ると、相当苦労したんだと思います。


キャノピーは1mm厚の塩ビ。重いです。
2011_09_f07.jpg


完成
2011_09_f03.jpg




製作についてはCNC任せで大して書くこともなかったので、ちょっと雑談をば。

○視界

下方視界はほぼありません。
キャノピー周辺の形状をうまい事誤魔化して確保しようと思ってましたが、時間がなくて挫けました。
肩幅ギリギリまで切りつめれば、最低限の下方視界も確保できるとは思います。

試験飛行に於いては着陸時に下方視界が結構大事なので、下窓を付ける等の対策が欲しいかも知れません。
琵琶湖では、比較対象物のない水面だけを見て高度認識なんて無理なので、下窓で下方視界を確保する必要は薄いきがします。

前方と側方はそれなりに見えます。一般的なディスタンス機位の視界はあると思います。
が、今回はキャノピーが歪んでるのであまり視界良好ではありません。
TTだと、ターンマークを見ながら旋回するため、側方視界も結構重要らしいです。

改善点としては、幅の切詰めと膝周り形状の修正で、前方斜め下の視界を広くしてやる事。


○サイズ

全長2650mm。キャノピー周りを除けば平均2300mmくらい。パイロットより後方は900mmくらい。
2011_09_f01.jpg

幅は540mm。操縦桿との兼ね合いなので、操縦桿位置を変えればもう少し絞れます。
2011_09_f05.jpg

高さは最下部から最上部までで970mm。うち、キャノピー分が300mmくらい。
2011_09_f04.jpg
フレームも1500mmくらいと低いのであまり目立たないけど、割と低いです。
これ以上低くしようと思ったら、パイロットを寝かせて大型のキャノピーつける位しかない気がします。

前方投影面積が0.4m^2ちょっと。側方が1.7m^2くらい?


○形状

狙いとしては、キャノピーをフェアリング本体のラインから分離することで、重量の大きいキャノピーを小型化しよう、という感じ。
ついでに前方投影面積も減らそうと。視界の確保はその次くらい。
気になるのは、キャノピーとの接続部周辺の干渉と下方視界。まだまだ、改良の余地は山ほどありそうです。

地味な利点として、少し強度を上げれば手軽にパイロットの目前に計器を取り付け可能な点が有ります。
…うちの場合、計器付いてなかったんで関係有りませんでしたが。

断面形状は魚雷型。翼型面倒だったので。
高速機だし、とりあえず後側を伸ばしとけばあんまり断面に拘らなくても良いんじゃないの、的なノリ。
あとは、パイロット後方で急速に絞る感じが好きじゃない、という好みの問題。
2011_09_f08.jpg

因みに、パイロットに借りたチャリの本には「形状?後伸ばしてカッコよく成型しとけば問題ないぜ!HAHAHA!」的な事が書いてありました。


○構造

数年前のまいすたさんをパクインスパイヤした発泡コアにフィルム貼りのモノコック。
本家のサイトを見たほうがよっぽど参考になります。

オリジナル…かもしれない要素としては、フィルムを表裏両面に貼ってる事。
テンションの調整が難しそうだけど、強度と剛性は結構上がるのでお試しあれ。


今回のフェアリングは、軽量化してる暇が無く10mm以上のままとなった厚いコアと、フィルム両面貼りのおかげで、“超”過強度でした。
分割された状態で放り投げたりしてもなんともありません。着水時に破壊できるか、パイロットが無事脱出できるかが疑問視される位の過強度。

テキトーに積み込んでも壊れません。
2011_09_f15.jpg

テキトーに運んでも壊れません。
2011_09_f17.jpg


結果的に、フレームを道連れにですが壊れてくれたようなので一安心でした。
時速45km超で突っ込んでもパイロットに怪我は無かったようなので、ちゃんと役目は果たしてくれたんじゃないかと勝手に思ってます。


因みに、開口部はデカイです。時間がなかったので、分割ラインをそのまま使ったためです。
パーツ毎の歪みも大きくなって良い事は無いので、定石通り小さくするべきです。
2011_09_f16.jpg


○キャノピー

塩ビ1mm厚。厚いので、キャノピーを小さくしたはずなのに重量級です。
明らかに厚いので、次回は薄くするはず。PETとかの方がいいかも。

三次元曲面に由来する歪みはそれ程問題なさそうだったので、次回はもっと自由に形状を設定できそうです。
成型による歪みは…要改善。
光の反射で見づらかったりするので、状況によっては遮光フィルムとかサングラスが必要かも。


滑空機ほど大きくないので、素直に真空成型しようかな…と考え中。
ヒーターもでっち上げれば1人で成型可能になるんじゃないかと。


○重量

キャノピー除いて1kgくらい。キャノピー入れて1.3か4kgくらいでしょうか。
コアが超肉厚&キャノピー大き目&塩ビ1mm厚だったので、ちゃんと軽量化すればキャノピー含めて800g台はいけると思います。




2011_09_f09.jpg
…言い訳としては、担当者の時間不足と経験不足と能力不足、あと人員不足と言うことで。

そんなこんなで、今年のフェアリングは地デジ化に対応できないアナログ画質仕様になってしまい、放送ではちょっとアレな感じだった訳です。

しかし!

鳥コン後のドラフト会議で待望のフェアリング経験者を獲得したため、次回はフルHD画質対応フェアリングになるはずです。
乞うご期待、と言う事で。

個人的には、フェアリング作ってみて改めて白いのが嫌になったので、次は黒いのとか黄色いのとかで作りたいところです。

by U
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