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2011/06/24(Fri)

いろいろ

面倒なので延期してた塗装の話です。
正直無駄に長いです。相当回数の中断を挟みながら書いているため、文体がバラバラですが気にしないように。

塗装と一言で言っても色々細々した手法やら技術・ノウハウやらある訳ですが、真面目に書き出すと終わらないので基本的な部分だけ。
足りない部分、わからない箇所があれば、指摘して貰えればあとで加筆しておきます。

主にスプレーでの塗装の話なので、テールコーンは作らずとも、そろそろプロペラ塗装の時期ですしその辺にも応用してもらえれば、と。




◆用意する物◆

20110618_1.jpg
・スプレー塗料
何は無くとも塗料がないと塗装になりません。

20110618_6.jpg
・パテ
パテシエな人が使うアレ。市販のパテは削り易いけど重い場合が多いです。値段的に缶入りなどたくさん入ってる方がお得感がありますが、たいてい使い切れないので程々に。

20110618_2.jpg
・サーフェイサー(プラサフ)
噴き付け用の薄いパテみたいなもの。表面処理に使用します。スプレー缶入りのも売ってる。プラサフはプライマーが入ったサーフェイサーで、下地への食いつきがいい…かもしれない。

20110618_3.jpg
・マスキングテープ
幅広のものがひとつあれば大抵のことには対応可能。レーザーカットした1mm幅の物とか売ってますが、カッターで細切りにしても変わりません。

20110618_5.jpg
・マスキングゾル
マスキングテープの補修とかにあると便利。

20110618_4.jpg
・カッターナイフ
鋭角刃やデザインナイフなどが便利。

・糊
スプレー糊がお勧めですが、スティック糊でも大丈夫。

・カッターマット
大きいと回転させたりするとき面倒なので、割と小さいサイズが使いやすかったりします。

・防毒マスク
一応書いといた方がいい気がしたので。

・下敷き
新聞紙とか。人力機関係者なら翼用のフィルムとか。塗装の時に下に敷くだけなので何でも良いですが、埃の付いてる物はやめましょう。

・紙やすり
スポンジやすりなんかも便利。全ての番手が有ると便利ですが、最低限なら#240、#400、#600、#1000、#2000辺りでしょうか。

・面相筆
細い筆。主に失敗を誤魔化すために使います。お値段ピンキリですが、この位の用途なら高いのを買う必要はありません。無難に行くならタミヤの2、300円のを勧めておきます。


最小限度でやるなら、塗料、パテ、紙ヤスリの3つだけ有れば大丈夫です。


★スプレーかエアブラシかスパッタリングか

細かなボカシやグラデーションが不要というのであればスプレーでも十分です。
今回実験台になっているテールコーンもほぼ塗り分けのみなのでスプレーでいけます。

ただし、スプレーだと自由に混色出来ない為、色の選択肢は狭まります。混色して任意の色のスプレーを作ってくれるサービスもありますが、アレを何本も買う金があれば塗装セットを買ってしまった方がお得な気がします。この程度の用途であれば、あまり高い物は必要ないので、プロペラ班が毎年何本もスプレーを買っているチームなどは、エアブラシの導入を検討しても良いのでは、と思ったり。

導入に際しては、コンプレッサーはともかくハンドピース&スプレーガンはそれなりの物を買う事をお勧めします。安物(ホームセンターで\2000位とか)を買っても…塗料が飛び散ったりして修正するのが大変なので。


エアブラシを使う場合は、
・コンプレッサー 
・エアブラシ(ハンドピース) 性能は値段に比例しますが、安物でもスプレーよりは大分マシです。
・塗料
・溶剤 塗料と一緒に売ってます。
・塗料皿 溶けなければ何でもいい。
・クリーニング用の溶剤 アセトンとか。



エアブラシを勧めといて何ですが、今回の説明は主にスプレー用です。



●塗料の話

塗料は、早い話が色付きの樹脂です。
塗膜を形成する樹脂と溶剤からなり、溶剤が揮発することで硬化・定着します。二液重合だったり、熱重合だったり、酸化重合だったり…といったのも有りますが、無視します。
顔料系染料系もたいした問題ではないのでスルーします。

ホームセンターとかで売ってる塗料は下記な感じ。

・アクリル塗料
多分最も一般的な塗料。

水性アクリル塗料
その辺で売ってる水性塗料とか、発泡スチロール用スプレーとかはコレ。
溶剤が水なので臭くないけど、個人的には…微妙な気がするので勧めません。
水性だけど硬化後は水には溶けない。発泡スチロールに直接塗って大丈夫だった気がする。
模型用ではタミヤのタミヤカラーとかGSIクレオス水性ホビーカラーとか。

アクリルラッカー塗料
安価な車用補修スプレーは基本コレ。その辺で“ラッカー塗料”として売ってるやつです。
タミヤとかのスプレーもこれ。模型用塗料だとのGSIクレオスMr.カラーとかガイアノーツのガイアカラーとか。


・ニトロセルロース塗料
たまに“ラッカー塗料”としてこっちが売られています。最近は木材用とかギターくらい?
使ったことが無いし、使う必要性も無いと思うので無視します。


・ウレタン塗料
塗膜強い。ラッカー系に比べて厚塗り可能で、つや出しも簡単なので表面のクリアコートとかによく使われるけど、初めての人にはあまりお勧めはしません。高いし。
一般的に2液性で混ぜたら硬化してしまうので、スプレーの場合は基本的に一回しか使えない。


・エナメル塗料
略。硬化時間長目です。


・漆
漆塗り…そこはかとなく漂う高級感。



特に樹脂に関する表記がなく、単に「水性」と書いてある場合は基本アクリルです、多分。
「ラッカー」の場合も大抵アクリルですが、ニトロセルロースの可能性もあります。
アクリルは硬化後も溶剤で簡単に除去できます。


スプレーの場合、基本アクリルラッカーかウレタンのどちらかを選ぶ事になると思います。
ウレタン塗料が耐候性、塗膜強度等々で優位だけど、スプレーの場合値段やら使い勝手やら考えると微妙です。
車みたいに屋外放置、青空駐機場で保管するなら別ですが、通常人力飛行機の保管は屋内だと思うのでアクリル塗料で十分です。
アクリルラッカーで塗装した上にウレタンでクリアコートというのも聞いたことが有りますが、やったことはないのでよく分かりません。

アクリルラッカーの場合、車補修用のものでも模型用でも問題ありません。その辺は好きなのを使えばいいと思います。
今回は模型用塗料、GSIクレオスのMr.カラーとかガイアノーツのガイアカラーを使ってます。


●パテの話

パテは樹脂にフィラーをぶち込んで、粘度やら食い付き、掘削性などなどを調整し扱いやすくした物。
一般的に使われる(と思われる)のは、ポリパテ、エポパテ、ラッカーパテ。

ポリパテはポリエステル樹脂のパテ。お値段が魅力。
普通のだポリスチレンを溶かすので、ピンホールに注意が必要です。
市販の物だと車用なんかが一番安い気がしますが、模型用のものが削り易いです。

エポパテはエポキシ樹脂のパテ。
近所のホームセンターだと、ガムみたいな高粘度な物しか見当たらないので、エポキシ樹脂にテキトーな粉を混ぜて自作しましょう。
人力飛行機業界だとマイクロバルーン中心に混ぜるのが一般的でしょうか。
基本的にポリスチレンを侵したりはしませんが、ものによってはエポキシ樹脂が溶剤で薄めてあって…という話もあるようなので。

ラッカーパテはアクリル樹脂とかニトロセルロースのパテ。
溶剤が混ぜてあるので、発泡に直塗りはお勧めしません。溶剤を減らして噴き付ければ大丈夫…かもしれませんが。
ラッカーで溶いて筆塗りしたり噴き付けたりします。サーフェイサーはコレに色々混ぜた奴。

時間が無いときにお勧めなのは、光硬化パテと瞬着パテ。
買うのが面倒なときは、凹部分にマイクロバルーンとか煙草の灰とかバルサの削りカスとか“粉”を盛って、瞬着を垂らせばパテ代わりになります。
但し、粉を盛りすぎたり古くなって粘度の増した瞬着を使うと、表面だけ固まって残念な事になったりするので気をつけましょう。


●マスキングテープの話

色々言いたいことはありますが、3Mの黄色いのが攻守ともに最強です。異論は認めません。
模型屋で売っているタミヤのマスキングテープは基本的に3MのOEMだった気がしますが、40mm幅だけカモイテープのOEMです。カモイのは縦に裂けやすいので嫌い。

安いテキトーなテープは、裂けやすい程度ならともかく糊が残って面倒な事になる事があるため、手を出さないのが無難です。

3Mが最強と言っておきながら家に在庫が無かったため、今回メインで使用しているのは近所の模型屋で売ってたタミヤの40mm幅です。




以上、前ふりで、ここからがやっと塗装の話です。
塗装の工程は主に以下の4つ。
使用色数が増えればマスキングと塗装の工程を行ったり来たりします。

◆工程◆
・下地作り
・マスキング
・塗装
・クリアコート




○下地作り

下地作りは、「下地色の統一」「表面処理」を行う工程です。
塗装の完成度の8割は下地作りで決まります。断言します。
下地の影響が出ないほど塗料を厚く噴く…という方法もありますが、ナンセンスです。

エポキシに塗装する場合、最初にプライマーを噴いた方がいい気がしますが、面倒なので特に対策はしていません。
保障はしませんが、塗ってから4年位経ったものがあるけど剥離はしてないので大丈夫じゃないの、とだけ書いておきます。


◆下地色の統一

20110618_p4.png

パテ修正などにより下地色にムラがある場合、塗色の発色の違いから塗装後にもそのムラが見えてしまう場合があります。
特に、明度が高い色や淡色系など隠ぺい力の低い色で塗る場合はその傾向が顕著です。


20110618_p1.png

また、下地色により塗料の発色は変わってきます。下地色が濃いほど塗色の発色に与える影響は大きくなります。
下地が黒だと何を塗るのも黒っぽくなって大変、といえば容易に理解してもらえるのでは。
下地色は一般的には隠蔽力と発色への影響を勘案して灰色が使われる事が多いです。サーフェイサーも大抵は灰色です。
銀色とかが隠蔽力が高いので、個人的にはよく使ったりします。

★下地色に関して

塗装色が白及び淡色・明色の場合は灰色を下地に使うと色味が暗くなったりするので、下地色として白をぬる事も有ります。

白い下地用にホワイトサーフェイサーが売っていますが、物によっては隠蔽力は灰色より劣る場合が多く塗膜が厚くなりがちです。そのため、ホワイトサーフェイサーを使用する場合であっても、まず下地を灰色で統一した後に使用する方が無難だと思います。

昔、ボデーペンのホワイトプラサフを使用した時は隠蔽力が低く、下地とパテを持った部分の色を揃えるために厚く噴いたため、かなりの重量増になった記憶があります。


また、ビビッドな赤の場合ピンクやオレンジを下地色に使う、銀の下地には黒を使う、…といったように色によって専用の下地色を使った方が良い場合もあり、突き詰めるとなかなか奥の深い世界。
画面上では指定一つで出てくる色も、現実世界で実現しようとするとなかなか難儀なものです。

個人的な感想として、一般的な色で一番塗りにくいのが白です。模型用塗料でも最近のは大分透けなくなりましたが、昔の白はスケスケでした。
白で塗装する場合は、黒を一滴混ぜてやると隠蔽力が大幅に上がり使いやすくなります。ただし、あまり混ぜるとただの灰色になるので注意が必要。



まとめると、以下の2点。
濃い色で塗る場合以外は、必ず下地色の統一を行う。
好みの色を出したい場合は、下地色も含めて考える。


◆表面処理

下地の凹凸は確実に塗装後の表面にも影響するため、念入りな修正が必要になります。凸凹の下地に幾ら色を塗ってもピカピカにはなりません。
ピンホールや凹みはパテで修正します。小さなものであれば、サーフェイサーを噴いてヤスリがけをすれば消す事が可能です。

コアに発泡材を使用している場合、ポリパテやラッカーパテを使用するとピンホールなどから進入し発泡材を侵す場合があります。
今回のテールコーンもコアが発泡材なのでピンホールは極力エポキシパテで埋め、面倒な箇所はサーフェイサーの砂噴きで対処しています。
砂噴きは、溶剤を減らして噴き付ける方法。スプレーだと多分出来ません。

下地作りの作業は、基本的にパテを盛ってひたすらヤスる、溶きパテを塗ってひたすらヤスる、サーフェイサーを噴いてひたすらヤスる…のみです。
一度に厚く盛ったり噴いたりすると、ヤスリがけの際にムラが出来て歪みが発生したりするので、どちらかと言えば何度かに分けて繰り返したほうが良いと思います。
最初から細かい番手のヤスリを使う人がいますが、時間が掛かるし歪みが発生し易くなる原因にもなるので、荒い番手から初めて徐々に細かくしていくのが基本です。


20101019_9.jpg
今回の例では、この大惨事な状況からスタート。

最初に大規模修正箇所をエポキシ+マイクロバルーンのパテで補修。ベースが大惨事だったせいで修正箇所も修正量も多く、一気に厚く盛るとヤスリがけが面倒なので3回程に分けてやっています。

20101019_2.jpg
エポパテ盛りテイク2…だった気がする。
紫の部分が最初に盛った箇所。

大規模修正の場合はパテの盛る量も多いので、面倒くさがらずにはみ出しをふき取っておく事をお勧めします。パテにもよりますが、硬化後にヤスリとるのは結構面倒です。

その後、小さなヘコミ等に溶きパテ(ラッカーパテ)を筆塗り→ヤスリがけを数サイクル。ラッカーパテはヤスリとるのが容易なので、あまりはみ出しを気にする必要はありません。
サーフェイサーを筆塗りする人もいるようですが、個人的には溶きパテ派です。

眼に見える凹凸が無くなったところでサーフェイサーを噴いてチェック。その後溶きパテで修正して完了。
必要に応じて下地色の統一の為にサーフェイサーやら塗料やらを噴いて下地は完成です。

サーフェーサーで凹凸が出来た場合は、程度によりますが1000番とかのヤスリで平滑にして下さい。


身も蓋もない話をすれば、サーフェイサーを厚く噴いてヤスっていればいつかは平滑になります。ノウハウなんてあってないようなものです。
整形段階での精度を上げればこの作業の大半を回避できます。

「うまくやすれない」という人や楽をしたい人は、これまた3Mのスポンジやすりを使ってみると良いと思います。2枚で500円くらいと紙やすりより大分高いですが、値段相応の性能を発揮してくれます。


○マスキング

マスキングは塗り分けをする時に、必要な場所以外色が付かないようにするための作業です。
単色の場合は不要。面倒だしミスも起こり易いので、個人的にはマスクを貼る工程が最小になるように調整してます。

◆デザイン

色やら模様やら文字やらを考えます。
使用する色によって下地色に配慮が必要な場合があるので、実際は下地作りより前にやる作業です。塗装の工程も考えながらやると後が楽です。


今回の工程は、マスクを切る数を最小限にするために、下地→白塗装→白帯・白文字マスキング→緑塗装→緑文字マスキング→黒塗装→クリア、となってます。

塗り重ねで出来た段差はクリアコートで誤魔化す事が可能ですが、0.1gでも軽く仕上げる…と言うのであれば、クリアコートの厚さを減らすためにも出来るだけマスクを多用して塗り重ねをしないようにします。
この場合は、下地→白部分以外マスキング→白塗装→マスクを剥がす→白部分マスキング→黒部分マスキング→緑塗装→黒部分マスクを剥がす→緑部分マスキング→黒塗装→クリアという工程になると思います。


基本的に塗り重ねは薄い色から、を念頭に塗装の手順を考えましょう。


◆マスク切り

作成したデータを基にカッティングプロッタでマスキングシートを切り出します。
と書けば簡単ですが、そんな物持ってないので人力で何とかします。

20110624_3.jpg

使用する文字をプリントします。現物に当ててみてバランス調整するため、サイズを変えて幾つか出力しています。
マスキングシートに直接プリントしてもいい気もしますが、手間的には変わりません。

20110624_5.jpg

マスキングテープをカッターマットに貼り、糊でマスキングテープに貼り付けます。スプレー糊が便利ですが、スティック糊でも大丈夫。
あまりしっかり貼り付けてしまっても良い事はないので程々に。
マスキングテープを張る前にはカッターマットは埃を取って綺麗にしておきましょう。

20110624_4.jpg

カッターで切りだします。今回のは全部で1時間ちょっと位。
曲線が多いと切り出しも面倒なので、フォントを選ぶ際にシンプルなフォントを使うとかすると多少楽です。

マスクを貼り付けてから切る…というのも可能ですが、失敗すると泣きたくなるので練習が必要です。

◆マスク貼り付け

ベタ塗りの場合はテキトーに剥がして使えば良いだけです。
抜きの場合は上からシートを張り付けて移植したりしますが、今回は買ってくるのが面倒なので一枚づつバラして貼ってます。
バラバラにしてバランスよく貼る自信がない、と言う場合は、上から細めのマスキングテープを貼ってバラバラにならないようにすれば大丈夫です。

20110624_2.jpg

今回は、細めのマスキングテープに位置をマーキングして貼ってます。細かなバランスは目分量。


カッターマットからマスクの端を剥がす際、爪で剥がすとしわが寄るため、カッターの刃を入れて「剥がししろ」を作って剥がす訳ですが、その際は、裏面の糊を削ってしまわないように注意しましょう。糊が削れてしまうとそこから塗料が浸入して残念な事になります。

マスキングの肝は、マスクを隙間なく貼り付ける事です。
端が浮き上がって隙間ができる事が往々にしてあるので、爪やらスプーンの裏やらで擦って密着させて下さい。
切り出しの際にマスクに切れ目が入っているとそこから塗料が侵入するので上からマスキングゾルとかを塗って埋めます。

20110624_p1.png
特に凹部の交点には切れ目が残りやすいので要注意。

マスキングゾルは大抵水溶性なので、粘度が高くて塗りづらい場合は水を混ぜて薄めて筆塗りします。
キャップのウラに筆が付いてたりしますが、結構細かいところに塗ることになるので、面相筆を使うのが便利です。
塗装に失敗した際の補修でも使うので、一本買っておく事をお勧めします。

マスクを貼る際の注意点としては、埃を巻き込まないように、と。
気になる人は、キムワイプ&エタノールとかで拭きつつ貼る…とかすれば良いんじゃないでしょうか。


大きなマスクが必要な場合、大判のマスキングシートを使えれば良い訳ですが、諸々の事情により無理な場合はマスキングテープを重ねて使う必要があります。

その場合、マスキングテープが重なった部分、下図の青矢印位置から塗料が浸入する事が多々あります。
マスク側(図でいうと左上方向)から噴く事で一応ある程度防止できます。

20110618_p3.png

万全を期すのであれば、図のした二つの様に重複部分周辺を切り欠いてマスキングゾル(緑色の部分)を塗って閉じる事で解決します。
図だと切り欠きが大きい感じがしますが、小さな切り欠きで大丈夫です。


大面積をマスキングする場合は通常新聞紙などを使ったりしますが、人力飛行機サークルであれば作業場にはフィルムが落ちてるはずなので、それを使うと便利です。
新聞だと思わぬ切れ目や穴が有ったりするので、個人的にもここ数年はフィルムを使ってます。

20110618_p2.png


新聞紙やらフィルムを貼り付ける際は、テープのみの場合より隙間が出来やすく大惨事に繋がるため、先に幅広のテープで貼りしろを作ってから貼り付けると良いです。
隙間が出来てしまった場合も、貼りしろの上であれば、マスキングテープの切れ端やマスキングゾルで簡単に埋められます。


○塗装

やっと本番の“色塗り”です。
塗装面に油脂とかが付いてると塗装が剥がれる原因にもなるので、気になる人や脂ぎってる人は塗装前にエタノールとかで脱脂しとくと良いと思います。

基本は薄い色、明るい色から。
グラデーションをかけるときは、下地の色を変化させて塗装は一様に行う場合と、塗色で濃淡を付ける場合があります。
塗り分けるときはマスクした後に一度下の色と同じ色を噴いとくと、吹き込み対策になります。

塗り重ねのタイミングは乾燥のタイミング→塗った厚さにも依るので何とも言いにくいです。
乾燥前にマスクを貼ると剥がすときに塗装ごと剥がれてしまったり、とかあるのでしっかり乾燥させてからが良いんだろうとは思いますが、模型用塗料であれば経験上小一時間おけば大丈夫な気が。
参考までに、今回のテールコーンは1日で塗装からクリアコートまでやってます。厚噴きしなければ、案外なんとかなるもんです。

コツというほどのコツもありません。強いて言うなら、一度に厚く塗りすぎないよう遠目から噴き付ける事、噴き始めは不安定で塗料が飛び散る事もあるのでで塗装面から離しておく事、埃が入らないように頑張る事くらい。
あとは、一回辺りの噴き付け量は少なめに、薄いのを何度も塗り重ねる感じで。一気に大量に噴いても良い事はないので。

20110624_1.jpg
唯一の塗装中の写真。
ぽつぽつ見えるのは巻き込まれた埃。ピンセットで取ってから塗り重ねます。


★湿度

これからの季節気になるのは湿度です。湿度が高いと微細な水滴により塗装の白濁(カブリ)が起こったりします。
…とはいうものの、今までカブったことがないのであまり知見がありません。
「水性塗料はカブらない」と聞いた事がありますが、確認した事はありません。
一般論として、湿度が高い状況では塗装は控えましょう…という事になるのでしょうか。

そう入っても、これから梅雨入りという時期にそれもなかなか厳しい話。
エアコン&空気清浄機で除湿して閉め切った室内で塗装、というのが手っ取り早いですが、こういう事をやり出すと流石に人としてどうか…という気がします。

妥協案として、風呂場で換気扇を回しながら塗装、という方法もあります。
なんとなく微妙そうですが、風呂場はそれなりに密閉されてるので他の部屋に被害が無いし、塗装後の換気も簡単だし、割と理にかなった方法なので困ったときにはやってみるのも良いと思います。
その際は、後々大家に怒られない様にきちんと目張りをしましょう。


◆リカバリー

うまく塗れてれば不要です。

塗料がはみ出した、マスクの中に浸入した
僅かであれば、消しゴムで擦れば取れます。
駄目な場合は、正規の色で塗りなおします。正規の色がはみ出した色より薄い場合は、そのまま塗ると下地色の違いが直接出てしまうのではみ出た部分をヤスってから塗る場合もあります。
マスクの中に浸入した場合は、色云々以前に段差が出来ていることが多いので、頑張ってヤスリをかけましょう。

小さな修正であれば面相筆かなんかで塗って誤魔化します。
スプレー缶入りの塗料の場合は、筆塗り用の塗料を買ってきて色合わせをするのは面倒なので、キャップや紙コップなど深めの容器にスプレーをドバっと噴いて塗料だけを取り出すのが手っ取り早いです。程よく溶剤も混じってるのでそのままで問題なく筆塗りできるはず。

塗料が飛び散った
乾燥後にヤスリがけして飛び散ったのを削り取ってから、軽くひと噴きすれば多分大丈夫。
ラッカー塗料の場合、乾く前に拭き取ろうとすると溶剤で溶かされた下地ごと剥がれてくるので、拭き取りはやめた方がいいと思います。

ヤスリをかけたら塗装が剥がれた
完全乾燥前にヤスリをかけると、うまく削れず剥がれ易い気がします。気がするだけかも知れませんが。
時間が有る人は、ヤスリがけ前にしっかり乾燥させましょう。
剥がれた場合は、乾燥後に周辺ごと明確な段差が消えるまでヤスリをかけ、噴きなおします。車なんかの傷の修正法なんかと同様な気がします。
面倒なときは、筆で一塗りして終了。やらないよりは大分マシです。

マスクを剥がしたら塗料が剥がれた
乾燥が不十分だったり、厚く噴き過ぎたり。
基本的にヤスリで剥がれたときと同じ対処です。

塗装面に溶剤をこぼした
少量であれば、揮発後にヤスリがけして噴きなおし。目立たない場所であればそのままでも大丈夫かも知れません。
拭き取ろうとすると、往々にして大惨事になるので、下手に手を出すのはやめておきましょう。
大面積に被害が出た場合は、ヤスリがけで塗装を全て剥がして一からやり直す位しかありません。



どうしようも無い場合は、元からそういう物なのだと自分を納得させます。
大抵の人は案外気付かないものです。気付いても同情してスルーしてくれると思います。


○クリアコート

マスキングした箇所はエッジが立っているため、軽くヤスリで削ってやります。
塗装面を削らないように注意。

◆クリアコート

クリアを噴きます。
面一にするには、塗り重ねによる段差を消すくらい噴く必要があるのでアグレッシブに行きましょう。

クリアに少量の塗料を混ぜて色味を調整したりもしますが、スプレーでは無理です。

◆研ぎ出し

ヤスリをかけ塗装面を面一にします。
今回は1500番位から始めた気がします。
クリアを噴いた後なので割と大胆に行って大丈夫ですが、この段階で塗装面を削るとリカバリーが面倒なので程々に。

ピカピカにしたい人はコンパウンドをかけます。
コンパウンドは車用でも模型用でも好きなのを使えば良いと思います。

マット仕上げにしたい人は、この段階でつや消しクリアを噴いて終了です。

20110624_6.jpg


おしまい


塗装辺りから急激に文量が減ってますが、書くのに飽きたからという訳ではないです。断じて違います。
小難しい塗装をしない限りは、塗装の出来の大半は下地処理とマスキングで決まります。

次回…があれば、応用編という事でメタリック塗装↓とかの話でも。
tailcone

by U
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